カラダバカ一代

世界一おバカな健康法マニアの突撃レポート

第2戦 「どうしても化粧したいあなたに」

みなさん、こんにちは。

3ヶ月ぶりにマックでコーヒーを飲んだカミオムです。

メイン記事の第二弾は予告通り、カミオムの健康趣味のルーツに迫っていきます。


実に、35年も前。

私がはまった最初の健康本は何故かこれでした。

「どうしても化粧したいあなたに」(三一書房

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どうしても化粧したいあなたに


著者は「食べてはいけない!」など食生活の著作が多い船瀬俊介先生。

改めてラインナップを見てみると断食や少食の本も多いんですね。

やっぱり、私と最初からどこか似てたんだろうなー・・・


出版年を見ると私が高校生の頃ですね。

何をきっかけでこの本を手にとったのか全く覚えていないのですが、立ち読みし、すぐ買って一気読みしたのは覚えています。

内容は簡単に言うと大手メーカーのシャンプーや化粧品には体に悪い成分が入っていて、こんな被害があるんだよー、だから合成洗剤じゃなくて純せっけんをつかおうね、と言うものでした。

それの何が面白かったって、それまで疑いなく使っていたトニックシャンプーや〇〇石鹸に入っている成分が実は体に悪く、マウスに塗ると肌がただれたり、ガンが増えたりという実験結果があるという事実。

その証拠に男性がシャンプーを1番最初にかける頭頂部から剥げていくという事実!

化粧品を使ったゆえに、肌が黒ずんでしまった被害女性たちの涙の声!

つまり、価値の逆転がすごく面白かったのですね。

「なんてひどい奴らだ!大企業許さーん!」みたいな高校生っぽい正義感も、いい感じに刺激されてたんでしょう。

両親どころか、おばあちゃんの家に押しかけて

「こんな洗剤やシャンプーは使わないほうがいいよ! 代わりに石鹸がいいんだって!」

とわざわざ教えに行った、かなりウザったい孫だったと思います。


それを皮切り、すっかり三一書房のファンになった私は郡司 篤孝氏の、食品添加物に関する著作を読みまくりました。

今、改めてタイトルを見ると

「危険な食品」
「おそるべき食品」
「うそつき食品」
「食品犯罪」
「恐怖の食品」

とどんどんエスカレートしていって、かなり面白いです。

最後の表紙なんか、ドクロですよ。今見ると、もはや、エンタメですが、当時の私はすっかりはまっておりました。

さて、とどめに化学調味料の害を訴える

「味の素はもういらない」船瀬俊介

を読んで更にヒートアップし、家中の化学調味料を一斉に捨てるといったテロを引き起こしました。

当時は正義感だと思っていましたが、きっと宗教の原理主義って、こういう感じなんだろうなー・・・

今振り返ると、思い込みの怖さを思います。

だって、直前までは、駄菓子もインスタント食品も大好きで、日替わりで毎日カップラーメンを食べてたんですよ?


評価  ★★★★☆

これらの本の内容自体は間違っていないと思います。

実際、初めて知る事実も多く、未だに役に立っている部分もたくさんあります。

生活も確かに変わりました。

これ以降、私は高い化粧品やシャンプーを使うことなく、安価な純せっけん(100円)で、洗髪から食器洗い、洗濯まですべてそれで済ませてきました。

おかげで、薄毛だった父の遺伝にも関わらず、50を過ぎてもフサフサの黒髪を保っております。(因果関係は定かではありませんが)


自然食品にこだわることはもはやありませんが、なるべく調味料はよいものを、できれば無化調のめんつゆを選んだりしています。


・・・と言うわけで、評価は★4です!!

欠点としては、あんまり自然食品原理主義になると・・・人として、何かを失うような気がします。

特に周りとの関係に支障を来すということでしょうか。

どんなに正しいと思っても、価値や正義の押しつけは、やっぱりダメなんだなあ。・・・人間だもの。


次回・・・「抗AGE」カミオムは最愛の鶏唐揚げとの別れに耐えられるのか?   お楽しみに!