番外編その一 『嗚呼、さぬきうどん!』
こんにちは。
この番外編では、健康法からは最も遠い、しかし私の死ぬほど好きな食べものとの長き闘い?について書いていきたいと思います。
いつも以上に役に立たないので覚悟してください。
私は横浜生まれのハマっ子ですが、もし転生出来るとしたら迷わず香川県民になる程のうどん好きです。
初めて讃岐うどんを食べたのは意外にも小学生の時、横浜線の鴨居駅前にあった『さぬき屋』と言うお店に家族で入った時でした。
大好きなたぬきうどんを注文して出てきたのは見たこともない黄金色で透明感のあるスープでした。
それまで関東風の濃口醤油の真っ黒ツユしか知らなかった私は
「お母さん。これ醤油入れ忘れてるよ。塩味かなぁ」
と言いつつ、麺をすすり始めました。
今も思うのですが、本当に美味しいモノって直ぐにはわからないものですね。
最初は出汁のきいたおつゆに、何か違うと思ったものの、味が薄いような気がして、んん?と思いながら食べていました。
今思えば、この時、舌の味蕾の中でも讃岐うどん専用の新たな感覚が開発されていたのかもしれません。
食べ終わる頃には、果たして私は純度100%のウドニストに変化していたのです(なんじゃそりゃ)。
その日以来、世界で一番好きな食べものが、デパートの食堂で食べるカレーライスから讃岐うどんへと代わりました。
幸い、隣駅てある鴨居駅には祖母が住んだいたのて訪ねる機会は多く、それから20数年、何十回もさぬき屋へ来訪し、毎回その美味さに感動していました。
それはもはや、信仰心に近いものであったという・・・
心からこんな美味しいモノを生み出した讃岐という土地に憧れいつか絶対に行く!いや住む、と誓いました。
幸い、さぬき屋は支店がいくつかあったので大学生になる頃まで、人生の中でもかなり優先度の高い重要な楽しみとして、月に何度も通いました。
大人になって知ったのですが、「さぬき屋」は、本場の讃岐うどんそのものというより関東向けにアレンジされており、そこまでコシがあるわけでもなく、出汁もイリコではなく、関西風のかつお節の出汁だったようです。
それでも、私には最高の料理でした。
嬉しい事があればお祝いに食べ、失恋や受験に落ちたら自分を慰めるために食べ、私の人生を立て直すときに貢献してくれた料理ナンバーワンです。
そんなさぬき屋で、一番好きなメニューは力うどん。
もう糖質制限サイドから見ると「炭水化物に炭水化物を乗っけた」悪魔的な一杯ですが、思い出すだけで感動の涙が流れるくらい美味しかったのですよ。
まるで女盛りの年増女の肌のような、白いうどんの上に、ふっくらとふくらんだキツネ色の焼き切り餅が二つ。
細く切った海苔がパラっと散らしてあり、
その横には緑鮮やかなほうれん草と、金色に輝く揚げ玉が少し。
そして薄く切った可愛らしいカマボコの紅。
そのまっ白な麺とお餅の上に、キレイ鮮やかな七味唐辛子を散らすと、まあ、こんなに美しい食べ物は他にあるでしょうか?
天国のような、出汁の香りを吸い込み、私はお釈迦様になったような笑みを浮かべているのです・・・(悟った?)
「また、会えたね…」と恋人のように囁きかけ、真っ白なうどんををすすり、むせび泣く・・・
立派な変態ですな。
社会人となり東京で一人暮らしを始め、名だたる讃岐うどんの名店もほぼ制覇しましたが、やはり横浜の「さぬき屋」はかなりレベルの高い名店だと言うことが確認できました。
(残念ながら閉店しましたが)
さて、数年後、家庭もでき長男が生まれた頃。
『うまひゃひゃさぬきうどん』という本が発売されました。
これは、東京に住むさとなおさんが、偶然香川県のタウン誌に連載されていたうどん屋探訪記「恐るべきさぬきうどん』を読んで香川県のディープな讃岐うどんの世界にはまっていくという内容で、私にとってもバイブルに等しいものとなりました。
これをきっかけに讃岐うどんブームが起き、映画「udon」も公開されヒットして、香川県への聖地巡礼がやってきたのです。
私は擦り切れるくらいこの本を読み、もし自分が行く時はどの店を周るか、何度もシュミレーションしました。
そして、息子が一歳になるのを待って、初の聖地巡礼に出かけたのです。
高松空港に降り立ち、レンタカーでさっそく有名店を周りはじめて興奮気味の私。
初めて来たのに、町名・地名が全て分かり、既に土地勘まであったのには我ながら驚きました。
その日のうちに昼間は家族で3軒、釜玉うどんの元祖で最高峰と呼ばれるセルフのお店も周り、夜になって妻と赤ちゃんが休んだあとも1人高松市内の店を食べまくりました。
そして、2泊3日でこれでもか!と讃岐うどんを食べ続け、最後にダメ押しに高松空港でも食べて帰るという徹底ぶり。
実は本気で香川県に移住する下見の目論見もあったのですが、息子がアトピーで、香川県の乾燥した地中海風気候が肌に合わないとの事で、妻から却下されました。
(それがなくても無理だったかも。たかが、うどんの為に東京から移住する意味がわからないと言われました)
思った以上にうどん愛が、止まらなくなっておりますが、実は最近、ここまで愛していた讃岐うどんと微妙な関係になってしまったのです。
なぜなら、ここ数年の糖質制限の嵐が、我が家にも襲ってきたからです(いや、無視すればいいんだですが)
この新しい潮流に、新しいモノ好きの私はにすっかりハマりました。
食品糖質量ハンドブックを常に持ち歩き、ほとんどの食品の糖質量を暗記していました。
それを聞いた同じ職場の若い女の子から
「カミオムさん、そんなことしてないで仕事してください」
と呆れられたほどです。(ごもっとも)
この糖質制限、確かにあっという間に7キロ近くダイエットできて、効果絶大だったのですが、一番つらかったのは、私の三大好物、うどん、カレー、ラーメンが全てダメになってしまったこと。
うどんなんて、ほんの一食で低糖質の上限値を軽く抜いてしまい、カツカレーなんて食べた日には3日分の糖質をとってしまう・・・
低糖質の麺やカレールウも試したのですが、やはりなんか、違う。
あの、命より大切だった讃岐うどんを、続けつつ、糖質制限も楽しむにはどうしたらいいのか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実は、まだ答えはでていません。
ただ、若い時のように一日三食、週6日間はうどん、という食生活はやめざるを得ませんでした。(いや、それ、全然健康的じゃないから)
今のところ、たま―に、本当においしいお店で食べるのはチートデイとしてオッケーにしています。
ごくたまに、丸亀でも食べたりしますが、家での冷凍うどん加ト吉はほぼ、なくなりました(涙)
というわけで、永遠のライバル、(強敵とかいてトモと呼ぶべきメニュー)、うどん大王様とはまだまだ因縁の戦いが続きそうです・・・・なんだこれ?
第3戦 『抗AGE』 さらば愛しき唐揚よ
こんにちは。唐揚げより竜田揚げが好きなカミオムです。
突然ですが、小学生の頃、誕生日には母が好物ばかりのメニューを作ってくれてました。
毎年かなりの確率で唐揚げとカレーライスが並ぶ事が多かったです。
それだけ好きな唐揚げ。
私の人生は唐揚げと共にあったと言っても過言ではないっ!
一人暮らしの頃は肉のハナマサで2キロの鶏胸肉を買って一気に揚げて冷凍し、毎日弁当にしていました。
まさか、そんな唐揚げと訣別しなければならない日がやってくるとは・・・
AGEとは
前置きが長くなりましたが、最近はまってしまつた「抗AGE」とは何か?
AGEとは終末糖化産物と言いまして、タンパク質に糖がくっついたモノ。
血糖値が高い状態が続くことにより、また食べ物から取り込むことによりどんどん蓄積されていきます。
これが体に色々と良くないらしいのです。
具体的に言うとまず老化の原因となります。
肌のシミ、しわ、くすみ。白髪、薄毛、抜け毛。
老化といえば今までは酸化が原因と思っていましたが、実は酸化とAGEがタッグを組んでいたそうです。
イメージ的には、酸化は『錆』、AGEは『焦げ』だそうです。
もちろん目に見えないところでも悪さをしており、癌、動脈硬化、骨粗鬆症、アルツハイマー、白内障・・・の原因になります。
食事に気を使ってる割には、ニキビなどお肌のトラブルが多かった私は、このAGEの仕組みを知って、長年の謎が解けました。
絶対、これじゃん!
体内のAGEを増やす原因としては、糖分の取りすぎとAGEを多く含んだ食物を摂取することなのですが、食べ物のAGEを増やす原因は高温の加熱です。
ちなみに、AGEをたくさん含む食品には、バーベキューチキン、ベーコン、フランクフルト、チキンカツ、ステーキ、ピザ、グリルチキン・・・そして、から揚げ。フライドポテトも、揚げることによって茹でた時の40倍になるのだ。
フライ物は全てダメな上に、高温加熱した油による過酸化脂質とAGEのダブルパンチで最悪。
スーパーで毎週、お世話になっていた安いコロッケやチキンカツなんて、もう・・・
はっきり言って全て、私の大好物でした!
(ガーン、ガーン、ガーン・・・・・・)
天ぷらも、フライも、どんだけ好きかってくらい食べてました。
うどんもほぼタヌキうどんか、天ぷらうどんだし。
ケンタッキーフライドチキンは子どもの頃からごちそうだったし、コロッケのキツネいろの衣を見ると幸せな気分になるのです。
ちなみに、カレーでよく使うアメ色の玉ねぎはモロAGEです。
1時間以上、美味しいカレーに不可欠と思ってせっせと炒めてAGEをどんどん増やしていたのです・・・くうーっ!
若い頃から、散々インドカレーを作って老化の後押しをしてたとは・・・
早速、AGEに対抗する策を調べ始め、いくつかkindle無料本を読み、一番良かったこんな本を買いました。
『老けない人の最強のおかず』
著者は糖質制限でも色々出している牧田善ニ先生。お医者さんです。
分かりやすくAGEの害を説明して、対策もしっかり立ててあります。基本的には、
・揚げ物を減らす(か食べない!)
・生→蒸す→煮る→焼く→炒める→揚げるの順で、害が増えることを意識
・市販のパンは食べない(マーガリンと糖質、というかもう茶色がダメ)
・糖質制限は当然だが、それだけではダメ。ステーキも焼かずに低音調理。
・・・まだまだあるのですが、長いので省きます。(自分で調べよう!)
とにかく言えることは
『私が、長年積み上げてきた料理の知識やレシピ、技術が全否定された!』
ということでした・・・は、ははは。
糖質制限を知ったときも、死ぬほど好きだったうどんを否定され、人生最大の危機を感じましたが(どんな人生だ?)その時はまだ、肉とチーズケーキがある!!と立ち直れたのです。
そしてステーキと唐揚げはフリーならまあ、いいや!
と毎日ファミチキやセブンの唐揚げ棒と仲良くやっていたのですが・・・
これって、思いっきり、AGE&サラダ油じゃん!
え?いきなりステーキもダメなの?・・・・・・・・・・・・(涙)
別に今まで平気で食べてたのですから、そんな知識は無視すればいいのですが、そこは健康オタクのサガ。
カラダに悪いモノを、ムザムザ食する訳にはいかんのだ!
と頭を切り替えて新食生活をデザインすることにしました。
(・・・何百回目だろうか、このパターン)
とあるビジネスセミナーで「成功する人とは、何かの方法に固執せず、違ったな、と思うと直ぐに捨てられる人だ」と聞いたことがあります。
私の場合、本業では中々その境地に立てないのですが、健康法に関しては一流といえるではないか?(自分で言うな)
そんな訳で、最近は昼は鯖缶、夜もなるべく生の魚、低温で蒸した鶏胸肉、野菜スープなどを食べております。
で、二週間ぐらいたった感想としては・・・
・・・・あれれ?
意外と、結構美味しいじゃん・・・と驚いています。
ステーキはジップロックに入れて、低温のお湯で柔らかくできたし。
蒸し鶏も思いのほか、おいしいし。
刺身は前から美味しかったし。
懸念のカレーも、野菜それぞれを低温調理して、ミキサーでペーストにして植物油の入ってないカレールウ(ディナーカレーあたり。定番のバーモントカレーやゴールデンはアウト)をお湯で溶かし合わせて最後に少しだけ煮ればいいそうです。
・・・ん?
改めて考えると、飴色に炒めて長時間煮込む意味ってあったんだろうか・・・?
煮込めば煮込むほど美味しくなるだろーと言う先入観だったのかも・・・
そういえば、ササっと作るタイカレーもめちゃくちゃ美味しいもんね!
インドカレーでも、玉ねぎはすりおろすレシピもあるし・・・
うおっしやー、カレーはまだまだ救いがありそうだわ!
こんな調子で、今までの食生活を組み直しています。
これが意外と楽しく、NG料理をいかに攻略していくのかも健康オタクの醍醐味なのであります。
評価★★★★☆
現代の食生活で植物油と加熱を排除するなんて、どう考えても激ムズで、不可能だと思いますが、あえてそれに挑むのもまた、人生!
(でも、毎日、鯖缶と刺し身を食べてれば意外と簡単かもしれない・・・)
わが愛しき唐揚げを、今までのように無条件に愛せなくなった悔しさ故に★4つとします。
(いずれ、攻略するから待っててね〜!)
次回、番外編
如何にして、カミオムは強敵(と書いてトモと呼ぶ)と闘って来たのかシリーズ第一弾『ああ、うどん!』
お楽しみに!
第2戦 「どうしても化粧したいあなたに」
みなさん、こんにちは。
3ヶ月ぶりにマックでコーヒーを飲んだカミオムです。
メイン記事の第二弾は予告通り、カミオムの健康趣味のルーツに迫っていきます。
実に、35年も前。
私がはまった最初の健康本は何故かこれでした。
「どうしても化粧したいあなたに」(三一書房)
著者は「食べてはいけない!」など食生活の著作が多い船瀬俊介先生。
改めてラインナップを見てみると断食や少食の本も多いんですね。
やっぱり、私と最初からどこか似てたんだろうなー・・・
出版年を見ると私が高校生の頃ですね。
何をきっかけでこの本を手にとったのか全く覚えていないのですが、立ち読みし、すぐ買って一気読みしたのは覚えています。
内容は簡単に言うと大手メーカーのシャンプーや化粧品には体に悪い成分が入っていて、こんな被害があるんだよー、だから合成洗剤じゃなくて純せっけんをつかおうね、と言うものでした。
それの何が面白かったって、それまで疑いなく使っていたトニックシャンプーや〇〇石鹸に入っている成分が実は体に悪く、マウスに塗ると肌がただれたり、ガンが増えたりという実験結果があるという事実。
その証拠に男性がシャンプーを1番最初にかける頭頂部から剥げていくという事実!
化粧品を使ったゆえに、肌が黒ずんでしまった被害女性たちの涙の声!
つまり、価値の逆転がすごく面白かったのですね。
「なんてひどい奴らだ!大企業許さーん!」みたいな高校生っぽい正義感も、いい感じに刺激されてたんでしょう。
両親どころか、おばあちゃんの家に押しかけて
「こんな洗剤やシャンプーは使わないほうがいいよ! 代わりに石鹸がいいんだって!」
とわざわざ教えに行った、かなりウザったい孫だったと思います。
それを皮切り、すっかり三一書房のファンになった私は郡司 篤孝氏の、食品添加物に関する著作を読みまくりました。
今、改めてタイトルを見ると
「危険な食品」
「おそるべき食品」
「うそつき食品」
「食品犯罪」
「恐怖の食品」
とどんどんエスカレートしていって、かなり面白いです。
最後の表紙なんか、ドクロですよ。今見ると、もはや、エンタメですが、当時の私はすっかりはまっておりました。
さて、とどめに化学調味料の害を訴える
「味の素はもういらない」(船瀬俊介)
を読んで更にヒートアップし、家中の化学調味料を一斉に捨てるといったテロを引き起こしました。
当時は正義感だと思っていましたが、きっと宗教の原理主義って、こういう感じなんだろうなー・・・
今振り返ると、思い込みの怖さを思います。
だって、直前までは、駄菓子もインスタント食品も大好きで、日替わりで毎日カップラーメンを食べてたんですよ?
評価 ★★★★☆
これらの本の内容自体は間違っていないと思います。
実際、初めて知る事実も多く、未だに役に立っている部分もたくさんあります。
生活も確かに変わりました。
これ以降、私は高い化粧品やシャンプーを使うことなく、安価な純せっけん(100円)で、洗髪から食器洗い、洗濯まですべてそれで済ませてきました。
おかげで、薄毛だった父の遺伝にも関わらず、50を過ぎてもフサフサの黒髪を保っております。(因果関係は定かではありませんが)
自然食品にこだわることはもはやありませんが、なるべく調味料はよいものを、できれば無化調のめんつゆを選んだりしています。
・・・と言うわけで、評価は★4です!!
欠点としては、あんまり自然食品原理主義になると・・・人として、何かを失うような気がします。
特に周りとの関係に支障を来すということでしょうか。
どんなに正しいと思っても、価値や正義の押しつけは、やっぱりダメなんだなあ。・・・人間だもの。
次回・・・「抗AGE」カミオムは最愛の鶏唐揚げとの別れに耐えられるのか? お楽しみに!
第1戦 アーユルヴェーダ
こんにちは。インドが大好きなカミオムです。
これからは個々に名だたる健康法を体験、検証してレポートしていきます。
ですが私のオタク歴も相当~長いので、比較的新し目のヤツと、私の源流にあたる古いヤツを交互に取り上げていこうと思います。
さて、今日の対戦相手は・・・インド伝統の医学、アーユルヴェーダ!! 押忍!
概要
アーユルヴェーダは世界三大医学の一つと言われており、5000年以上の伝統を持っている・・・らしいのですが、詳しいことはどうでもよろしい。気になったら各自調べるように。
このサイトはあくまで、個人的な体験による勝手な感想を言い放つだけなので詳しい情報は極力のせないつもりです。(間違って叱られるのがイヤなので)
さてさて、巷にはアーユルヴェーダのエステなども流行っているようですが、私が参考にしたのは最近「白湯毒出し健康法」を出した蓮村誠先生の一連の著作です。
特に「毒を出す生活 ためる生活」(PHP文庫)が面白かった!
前回、紹介したごま油マッサージやごま油うがい、白湯を1日700ccくらい飲んでデトックスする知恵など、今まで聞いた事もなかった技が,
非常に新鮮でしたねー。
また、ヴァ―タ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)などの力で体質や個性が決まるなんてところも、少年マンガっぽくていいですね。
アグニとか、オージャスなんて、まさにRPGの中ボスに出てきそうな名前です。
それはともかく、この本で特に良かったな〜と思うのは「理想の朝のルーティン」が書かれているところ。
アーユルヴェーダでは、日が昇る前の96分が、もっとも自然のエネルギーに満ちている《黄金の時間》なんだそうです。
まじかっ!
・・・そういわれれば、確かに朝の空気は美味しい気がする・・・
よし、それならちょっと頑張って、日の出の30分前には起きて日の出を毎日見てやれ!
・・・と、超早寝早起き生活を始めてから、確かに寝起きも、体調もよくなった気がします。
しかも私は朝食を食べないので仕事前に結構、自分の時間がもてるようになったのが、すごく良かった。
なにせ4時に起きれば日の出見て帰ってきてからも、家を出るまで3時間近くありますからね・・・
これまた、アーユルヴェーダでは重要なごま油マッサージをして、お風呂のシャワーで洗い流すくらい余裕のよっちゃんです。
ごま油マッサージは、口から摂取するのではなく、皮膚から取り入れることで、体中の毒を排出するそうです。10年間やれば、10歳若返ると言われています。
ちょっとショックだったのは、ごま油は食用として食べたり飲んだりするのは体に悪いということ。(ごま油うがいも吐き出すのよ)
ええっ!
じゃあ、キンピラごぼうや、ラー油や、江戸前の天ぷらもだめじゃん!・・・くう、これは悲しい・・・
まあ、たまにはいいんじゃないか、と無視するつもりでしたが、知らず知らずのうちに、ごま油を控えるようになってました。
でも、ナムルだけは食べるけどねっ!好きだからっ。
それにしても、アーユルヴェーダはインドの環境に合わせているせいか、食事面に関しては厳しすぎますっ!
健康の為にオージャス(生命エネルギー)を増やすいろんな方法が紹介されていますが「オージャスを増やすいい食事」が
・できたて
・一度の食事で甘味・塩味、酸味、辛味、渋味、苦味を全て食べる
・牛乳、ギ―、米、アーモンド、フルーツ、ココナッツ、などがよい
・その季節にその地方で取れた新鮮なもの
だそうです。
まあ、確かに、そうかもしれないけど・・・
逆に「よくない、だめな食事」はというと、
・肉、魚、卵、チーズ
・パスタ、根菜
・油をたくさん使った料理
・作ってから時間のたった料理
・添加物、加工食品、
・食べすぎはペケ
・・・な、な、なんだとおっ!
これだと、一般的日本人の食生活はほぼ全否定されちゃうじゃあないですかっ!!
・・・っていうか、タンパク質とらなくていいんかいっ!
確かに、冷凍保存とか、加工食品があまりよろしくないというのは、感覚的にわかるけど・・・実際問題、無理ですよー。
そういえば、インド人と結婚した女性が夫に冷凍したものを解凍して出したら、「信じられない!夫に作り置きを出すつもりか!」と驚かれたという話を聞いたことがあります。
あ、そっか。インドの民衆はあまり冷蔵庫を使わないから常に作りたてなんだー。インドの気候なら、次の日は確実に腐ってるもんね。
厳密なアーユルヴェーダの料理人は、味見をすることも「食べかけ」になるので、許されないんだとか。
うーん、あのいい加減でアバウトなインド人にしちゃあ、ちょっと厳しすぎるんではないかい?
・・・というわけで、料理面を取り入れるのは早々に諦めました。確かに、毎食出来立てを食べるってのは、最高の贅沢かもしんないけどねー。そこまで毎日作る暇はないよ。
さて、さんざん食事面では抵抗しましたが、ごま油オイルマッサージは徐々に効果を発揮。
実は以前マラソン大会で痛めた膝が、いつの間にか滑らかに、本当に関節に油を差したように痛みが消えていたのです。
おお!これはどう考えてもごま油マッサージの効果だとしか思えん。これには文句なしの・・・一本!
最近の生活全般(2020年5月)
まずは、自己紹介代わりに最近の私がどんな生活をしているか紹介します。
ちなみにコロナ以来、私はほぼ毎日在宅ワークをしていますので、かなり時間に余裕があるので、こんな生活ができている部分もあります。
一言でいうと、いろんな健康法の良いとこ取りを目論んで、わけわかんなくなって自滅・・・いや自滅はしてないか。
まず、朝はかなり頑張って4時30頃起きます。
早寝早起き、といえば聞こえはいいですが、さにあらん。
私のメソッドでも、かなり怪しい部類に入る太陽凝視(サンゲイジング)を行う為です。(これはまた、後で詳しく書きますね。)
散歩がてら、近くの小高い山に登って、太陽凝視をしながら”ぷるぷる気功”もします。(これも後ほど・・・以下同文)
帰宅してからは、十分間沸かしたお湯を魔法瓶にいれ、一杯のんでから、裸になって体中にごま油を塗りたくってマッサージ。太白ごま油なので、ごま臭くはありません。
ここらへんは、かなり変態度が高そうなので、人にはお見せできません。
さらにごま油で口をゆすぎ、油をふき取ってから、朝風呂に入ります。
我が家は二階に浴室があり、窓から高尾の山風景が見えるので、ゆっくり朝風呂につかります。
こりゃ、小原庄助さんが身上つぶしてでも入りたくなるわなー。
それから、朝食は・・・取りません。これはもう、20代の頃からの習慣なので、取るとかえって調子が悪くなります。
さて、髪を乾かして時計を見るとまだ7時前。
仕事がある日も、これから出勤して十分間に合っていましたが、在宅になってからは勤務時間までまだまだ時間があります。そこで、30分ほどヘミシンクという、これまた怪しさでいうとベスト3に入る事をします。(これ・・・以下同文)
午前中、仕事をしてから最近の昼食は、温泉卵3個とサバ缶とチーズ。
これも、短期間で色々変わるのですが、今のところMEC食プラス高タンパク食、ついでに抗AGE食と油に気を付け始めたので結果こうなりました。
(一つ一つはもう説明しません。)
在宅になってからの最大の問題は運動不足。通勤している時はかなり重いデイパックを担いで一日1万歩以上は歩いていましたので、最近は動きたくてムズムズします。
なので、仕事の合間にYouTubeを見ながらダイエットダンスをしたり、タバタトレーニングをしたりします。あとは大好きな顔ヨガね。
5時の勤務終了後は、外を散歩したり、パソコンでブログを書いたりします。6時からは夕食作りです。(我が家は妻と息子の三人家族ですが、料理は私の担当・・・あまりに料理に口を出すので自然とそうなりました・・・)
ここで、私が一番好きなオリジナル・メニュー表が威力を発揮します。
本当に変わった性癖だと思うのですが、私は毎日の食事メニューを考えているのが何よりも好きなのです。
もう、三度の飯より好き。電車に乗っていて、暇だとノートを出してあれこれ考えて1時間以上潰せるくらい好き!!もちろん、栄養とか糖質とか考えてのこと。
で、これも何百回も改訂を重ね、今落ちついているのは曜日によってテーマを変えるシステムです。
例えば、月曜日は魚料理に和風定食セット、水曜日は納豆や生卵ごはんなど、一切火を使わないとか。これで一週間、テーマに沿って料理を作るので、すごく楽です。
ちなみに、外食は実は大好きなのですが、健康的な食生活観点からみると、問題も多いので、最低限に抑えることにしています。
ただ、食文化は人生の楽しみとして、子どもの社会経験としての外食は必要だと思いますので、月に一回はどんなに体に悪そうでも、多少高くても、選んで行くことにしています。(アンダーコロナになってから行けてませんが・・・)
さて、話を戻して、夕食の支度がほぼ終わったら、運動不足の息子と短時間トレーニングをします。ちょっと前までジムに通っていましたが、いけなくなってからは『プリズナートレーニング』という本を参考に自重トレーニングを続けています。
私のチャレンジはだいたい、いつもタイムボカンのドロンジョ達のようなお決まりの失敗に終わるのですが、この自重トレは大ヒットでした。
今までジムに行ってもあまり変化のなかった胸がしだいに厚くなってきたのに驚き、なにより飽きっぽい息子が3か月以上続いているのが超予想外。
夕食を食べて、本日二回目か三回目のお風呂に入ってから、少しパソコン作業や読書をしたりします。
昔はテレビやゲームなどもしていたのですが、PS4がぶっ壊れて、もうすぐ5が出るから修理しなくていいや、と止めてから、半年。とても時間が有効に使えています。
ゲームしてたら、ブログなんて書けませんもんね。ちなみにスマホのゲームもしません。
そんなこんなで、9時半を過ぎるころから、眠くなります。もともと一時期は4時間睡眠法を試していた時期もあり、今でもそのくらいでも平気なのですが、最近はあまり逆らわずに眠くなったら寝るようにしています。
寝る前に軽くストレッチしたり、気功、ヨガをすることもあります。
私は寝つきが、のび太なので、基本的に朝まで熟睡します。明晰夢を見たくて、それ専用のCDを聞いて寝ることもありますが、これは未だに成功していません。
・・・と、まあ、こんなのが、平均的な一日です。
ヘミシンクとか、ぷるぷるとか、おかしな単語が頻出しますので、ドン引きする方もと多いと思いますが、いずれ、一つ一つ記事にしていきますので、おいおい、わかって下さるかと思います。(え?わかりたくないって・・・?まあ、そう言わずに)
それでは、また次回!!
カミオムの謎は深まるばかりなのであった・・・
はじめまして。世界一おバカな健康法マニアです。
はじめまして。カミオムと申します。
このブログでは、世界一おバカな健康法マニア(オタク)である私が試した、古今東西のいろんな健康法をレポートしていきたいと思います。
(下の写真とは関係ないので念のため。)
私は現在、アラフィフの一見真面目そうな公務員ですが、こと健康法に関しては本当に我を忘れてしまう悪癖があります。
そもそも、健康法って、健康に長生きするためのものですよね?
私の場合、元々信じやすいというか、無邪気と言うか、影響を受けやすい性格をしておりまして(アホともいう)新しい健康法情報がくると、とにかく試したくってたまらなくなるのです。
これは、もう本当にビョーキです。(すでに健康じゃないじゃん!)
「信頼できるか、安全かどうか」ではなくて「面白そうか、怪しいか(怪しければ怪しいほどいい)」が基準なので、まあ、今まで多くのお金と時間をつぎ込み、山のような失敗を味わってきました。
なんというか
「健康になるためなら死んでもいい!」
という本末転倒のコンセプトを掲げて、生きております。
その副作用で(?)現在のところ、一応、健康と言えなくはないです。
しかし、健康法など全く何もしていない70代後半の母も父も、毎日ジムに通ったり、しょっちゅう海外旅行(しかも70超えてアジアとか・・・バックパッカーにドン引きされた)にいくほどの超健康体なので「それ、只の遺伝じゃね?」と言う気もしなくはないのですが…
こんな私が、10代の頃から今まで、試してきた各種の健康法、食生活、運動、心のワーク、とにかく何でもかんでも、手あたり次第、紹介していきますが、一つだけお約束します。
このブログ、何の役にも立ちませんから!!
これを読んで健康の役に立てようとか、決して期待しないでねっ!!
それでは、よろしくお願いします。